OSアップデートによる不具合から復活? 「Duet Display」でMacBook Air 11" にiPad Pro 12.9" を接続!
iPad Pro 12.9インチモデルを手に入れて、試してみたかったことの1つ。それは「Duet Display」を使用して、「12.9-inch iPad Pro」を「11-inch MacBook Air」のセカンドディスプレイにする、というもの。
[目 次]
「無いよりマシ」ではなく「有って嬉しい」大型画面
「Duet Display」自体は既に「7.9-inch iPad mni 4」、「9.7-inch iPad Air」や「10.5-inch iPad Pro」で使用していましたし、それなりに快適に使用していました。対してこれからは、主となるMacBook Airのディスプレイよりも大きい「12.9-inch iPad Pro」が外付けディスプレイとして使用できるのです。
私に限らず、デュアルモニターを使った人は口を揃えて「もっと早く導入すればよかった」と、その快適性について語ります。サブディスプレイだとしても、画面サイズがより大きくなるということは歓迎すべきことです。
「Duet Display」が繋がらない!
私が「12.9-inch iPad Pro」を入手したのはここ1ヶ月くらいのことです。冒頭で触れたとおり、当然さっそく試しました。正常動作を確認できました。
しかし、それからしばらくして、再び接続しようとすると「Duet Display」の動作が途中で停止してしまって正常に動作しませんでした。原因はどうやら macOS 10.13.3 から macOS 10.13.4 にアップデートしたことのようです。
「Duet Display」のサイトでも、サポート(よくある質問)のページで「macOS 10.13.3に滞在することをお勧めします」との声明を出しています。
Duet Display — macOS 10.13.4 Support
OSアップデートによる不具合のことを知らなかった私は、「Lightningケーブルが純正じゃないからかな?」とケーブルを疑いましたが、これは関係無かったみたいです。
再チャレンジ! 繋がった……一応
それからOS自体(iOS、macOS)、アプリ(iOS用、macOS)も細かくアップデートはかかっているとは思いますが、2018年5月13 日現在の私の環境は以下の通り。
MacBook Air (11-inch, Early 2015)
- macOS:10.13.4(17E202)
- Duet Display for macOS:1.7.1.4
iPad Pro (12.9-inch, 2015, 第一世代)
- iOS:11.3.1
- Duet Display for iOS:1.6.2
結果は……繋がりましたが、iPadの画面の1/3弱が表示領域として機能しません。これはMacBook Air 11"の画面サイズの比率(16:9)が、そのままiPad(4:3)の長辺に合わせて拡大されている感じ。MacBook Air 11"は画面の高さが短いですからね。13”(16:9)ならもうちょっとマシになるのかも知れません。
一応、設定を色々見てみましたがiPadにうまく最適化できません。いわゆるアンダースキャンの状態ということでしょうか。
これはマシンのスペックにも依存するのかもしれませんが、私の環境*1では「画面複製(ミラーリング)」はまともに動作しませんでした。
具体的にはカーソルなどを動かすと描画が追いつかず、ブロック状に表示の残像が発生します。メモリ不足の時に出る症状に似ています。ちなみにミラーリングの場合は画面の上下が黒くなって表示不可の領域になってしまいます。
私は画面複製はあまり使わないので困らないと思います。ひとまず現状のまま使っていこうと思います。設定としては以下のようにしています。
アプリのプルダウンメニューから [詳細な設定]
[画面を複製する] のチェックを外すと画面拡張したデュアルディスプレイの状態にできます。解像度は真ん中、フレームレートと品質は低い方で動作させています。
完全復旧とは言えませんが、全く動作しないのに比べればはるかにまし。ですが、引き続きAppleとアプリのデベロッパーの対応に期待したいと思います。
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*1:MacBook Air (11-inch, Early 2015)/2.2 GHz Intel Core i7/8 GB 1600 MHz DDR3/Intel HD Graphics 6000 1536 MB