特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」に行ってきた!
先日、天保山の大阪文化館(海遊館となり)で開催されている『連載50周年記念特別展 さいとう・たかを ゴルゴ13』に行ってきた。
ゴルゴ好きだったの?
実はわたし、恥ずかしながら(?)『ゴルゴ13』を一度も読んだことがない。
後流悟十三、星逃田、ボルボ西郷・・・そう、ゴルゴ13の存在は『こち亀』での「ネタとしてのゴルゴ」しか知らないのだ。
最寄り駅のチラシのラックでひと際目立っていた赤いチラシ。
縦に2つ折りになっており、広げるとA2の1/2の短冊状のポスターになるので、意味なく部屋に貼りたくなる。
このチラシはすぐに駅のチラシラックから無くなっていた。
またある日には、近所の理髪店さんの窓ガラスでゴルゴ展のポスターを見かける。
「理髪店に必ずある定番マンガがゴルゴ13」であるというのは『アメトーーク』のゴルゴ芸人の回でも話していたので知っていたが、さいとうたかを先生自身が理容師であったという経歴は知らなかった。
「理髪店とゴルゴ」という関係性を理髪店サイドが楽しんで盛り上げているのを微笑ましく感じた。
またまたある日には、久米宏さんのラジオ番組の冒頭のトークでこのゴルゴ展が取り上げられていた。
東京で放送されている番組で大阪で開催しているイベントについて話すこと自体が珍しいことだと思うので、俄然興味が湧いてくる。
(実は久米さんはゴルゴ好きで、今回の特別展で販売されている図録にも特別インタビューが収録されている)
こういったサブリミナル効果も手伝い、そもそも展示イベント自体に行くこと自体が珍しいのにも関わらず、ゴルゴ展に脚を運ぶことを決めたのでした。
その程度の予備知識で本当に楽しめるのか?
旧来からのファンなら
「そうそう、これなw」
「原画すげぇな、こうやって描いてるのか!」
・・・と、なることは間違いないだろう。
私のようなにわか(?)でも『アメトーーク』での答え合わせ、『こち亀』でのパロディの元ネタを見るというような観点で十分楽しめた。
そして「これから読んでみたい」とも思った。
「普段は流行りの曲しか聞いてなくて、存在は知ってるけど意識してビートルズを聴くことはなかった」という若者の感覚に近いのかも。
落ち着いた大人が多い「ゴルゴ展」
ゴルゴ展ということで、著名な漫画家のお花がたくさん届いていた。
始まって間もない時に行ったが、初日でもなければゲストが来場する日でもなかったこともあり、落ち着いて観ることができた。
年齢層は比較的高め、カップル含め女性も少なくない。
”GOLJO"も居るのだろう。
基本的に撮影はNGだが、所々で撮影OKスポットがある。
「コイツ、堂々と何で写真撮ってるんだ?」と一瞬思うかも知れないが、そんなマナーを守らない人は居なさそう。
先走って「ちょっと、アナタ何やってるんですか!?」と言う前に一呼吸おいて「写真撮影OK」のプレートがその展示コーナーに無いか確かめましょう。
アニメや映画にもなってるゴルゴだが、やはり原作のコミックを1話から読みたい。
多分、電子書籍で読むだろうが、長い旅になりそうだ・・・。
「・・・・・・」
会場の物販コーナーで購入した図録。貴重な原画の他、さいとう・たかを先生、久米宏さん、秋本治先生のスペシャルインタビュー、資料用銃器、年表などを収録。