AIがあれば大丈夫!
光彩が輝く 鮮やかにひとつひとつ…
先日、初めて「レーザーカッター」というものを眼の前で見た。その名の通り、レーザーで様々な素材をカットしていくのだが、その精度や「こんなものも?」というのにイチイチ驚きっぱなしだった。
レーザーカッターという言葉を耳にしたのはおそらくクリス・アンダーソンの『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』が出た頃ではないだろうか。Amazonで確認したら2012年10月25日発売になってる。
3Dプリンタを使ってデスクトップ上で製造業を展開する「メイカーズ」が産業構造を変える!・・・と刺激的なフレーズが列挙されている。この頃の世間の注目は3Dプリンターに集まっていたと思う。正直、私もこの時はレーザーカッターにピンと来てなかった。
見せてもらおうか 3Dプリンタの性能とやらを!
まずは3Dプリンターに興味を持って、付け焼き刃でソリッドワークスで何とか作った3Dデータを出力してもらったことがある。感想は「え?出力にそんなに時間かかるの?」「こんなに粗いの?」だった。20年ほど前に初めて買ったインクジェットプリンターの出力結果よりも残念な感じがした。これはもうちょっと進化を待ったほうが良さそうかな?と思った。
(工事現場の「コーン」を3Dプリンターで出力したもの。もうちょっと大きく出力したら指輪を飾るリングスタンドになったかも・・・?)
イラレでものづくり
レーザーカッターは先ず「Adobe Illustratorでデータを作ることができる」というのが気に入った。イラレデータと言えば「カッティングプロッター」でも使えていたので同じような感覚なのだが、今回は金属の刃ではなくレーザー。ベニヤ、アクリル板などを切断できる。ベクトルデータ(線)だけでなく、ラスターデータ(塗り・画像)を彫刻することもできます。しかもめっちゃ綺麗に。アタマの中で「あれができる」「これもできる」・・・ワクワクが止まらなかった。
Adobe Illustratorと言えばDTP(印刷)の定番というイメージが強いと思います(Web制作でも使わないこともないかもしれないが)。段々「印刷」というものが縮小していく中で「イラレの使い道」の肩身が狭くなってくるような感じがしてたのですが、ここへ来て個人的にはイラレが一気に盛り上がってます!
イラストというよりは、CAD(製図)的な使い方。テクニカルイラストとか書いてる人以外はあまり馴染みのない使い方かも知れませんね。私もそういう業界の仕事をするまでは「数値入力」して作図するというような作業はあまりしませんでした。
レーザーカッターは「イラレ使い」で「DIYとか好きな人」にはオススメだと思います。私の「イラレでものづくり」は、またこのブログでもご紹介したいと思います。乞うご期待!