10年以上前に購入したノートパソコン『Dell Inspiron 640m』のCPUを交換してみた
正月休みのジャンクPCいじり、休みが明けても継続しております。おそらく「バージョンアップ」的なパーツの交換はこれが最後だと思います。これでパフォーマンスが上がらないようならWindows諦めてChrome OS入れることも視野に入れてますが、Chromebookで重量2.42kgはないですよね(汗)。
[目 次]
CPU交換作業開始!
とりあえずバッテリ外して作業します。640mのCPUへのアクセスは下図のとおり。蓋を外すだけです。この世代のノートパソコンはCPU、メモリ、ストレージの交換はユーザーが簡単にできるように設計されてるんですね。
L字型の放熱板&放熱フィンが見えます。プラスドライバーで4カ所のネジを緩めると外れました。
CPUが見えました。
CPUソケットにロックネジがあります。小さめのマイナスドライバーで反時計回りに回してロックを解除するようです。
CPUが貼り付いてて外れにくかったですが、マイナスドライバーで怖々と端っこをこじ開けるようにすると浮きました。浮きさえすれば素手で簡単に外せました。
ネットで調べると「T5000、T7000シリーズに交換した」という情報が散見されましたので、私は「Core 2 Duo T7600(2.33GHz/4Mキャッシュ/FSB 667MHz)」に交換することにしました。
CPU交換にあたっては「BIOSのアップデートをした方が良い」とのことでしたが、何故かうまくアップデートできませんでした。「動くのならそのままでも良い」という意見もあったので、このまま(A08)CPUを交換することにしました。
CPUとソケットの端子面を見ると同じように端子か欠けている場所が隅にありました。
外した時とは逆にネジを回してロックします。
CPU交換時はシリコングリスを塗布するらしいのですが、放熱板に付いていた古いグリスは拭き取っておきました。
これがシリコングリス。めっちゃ小さい。
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どのくらいが適量なのか・・・あまり分からないのですが、放熱板が載ってもはみ出し過ぎないくらい? 感覚的にやってます。
厚すぎず薄すぎず、均一に伸ばしていきました。初めてなのでグリスの粘度もイマイチ掴めず。あまり上手く塗れてないと思うのですが、取りあえずこんなもんかな?
放熱板を取り付けます。良い感じでグリスが付いてると良いのですが。
蓋を閉めます。
無事に起動するのか?
問題はちゃんとCPUが認識されて起動するか、ですよね。「エイヤ!」と電源ボタンを押す・・・「おぉー立ち上がった! しかも若干起動速くなった!?」。
CeleronからCore 2 Duoに換装完了しました。SSD交換の時には感じることができなかった変化を今回は感じる。圧倒的にChromeの起動、ページの表示速度が上がった。さらにYouTubeも特にストレスなく表示、再生できた。
「一件落着」に思えたが・・・
CPUの温度が上昇!大丈夫!?
YouTubeを再生していると排気口から出る温風に気づいた。CPU交換による熱暴走の懸念がなかった訳では無いが、これはちょっと気になる。といっても今までCPU交換をしたことが無かったので、CPUの負荷や温度について考えたこともなかった。
「HWMonitor」というフリーウェアでCPUの温度をモニターしてみた。すると何もしていない平時が40℃前後なのに対し、YouTubeで動画を再生すると75℃にまで温度が上昇する。
色々設定があるようなのだが、一番シンプルなのが [電源オプション] で電源プランを [省電力] にする、というもの。あえてパフォーマンスを低下させることでCPUの負荷を抑えるというもの。結果電飾消費と同時に発熱も抑えられるということのようだ。
結果、上と下で(血圧みたい・・・)温度上昇をそれぞれ5℃抑えることができた。とは言え、たった5℃。YouTube再生専用機にするには不安である。
物理的にゴム足などで放熱効率を上げるというのも有効らしい。クーラーファン付きのスタンドも検討したい。これ以上このマシンに投資したくはないのですが、劇的に高速化した部分については満足です。
追記 480Pならフルスクリーンでもいけそう!
[電源オプション] でパフォーマンスを下げたことでフルHDやHD動画をフルスクリーン再生するとカクついてしまい、なおもCPU温度も70℃近くある。画質を480Pまで下げるとフルスクリーンでも滑らかに再生でき、60℃以下(〜57℃くらい)で使用できました。クーラーファン付きスタンドをを使えばもう5℃くらい落とせるかも?…当面はこのまま様子をみようと思います。
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80GB (HDD) から 120GB (SSD) にクローン&換装したのに元の容量しか認識してない!?
前回の記事で玄人志向の「KURO-DACHI/CLONE/ERASE/U3」を使ってDell Inspiron 640mのストレージ換装がめっちゃ簡単にできた、ということをお伝えしました。
ところが、マイコンピュータでCドライブを見ると容量が変わってない。元々80GBのHDDから120GBのSSDにクローンしたので、40GBの差分は一体どこにいった!?
[目次]
何が起こったのか?
ネットでちょっと検索すると、それが「クローンあるある」であることが分かりました。ようはクローン元の「80GB」という塊がクローン先の「120GB」に移った際に、クローン先には「クローン元(80GB)という塊」でパーティションを切って、残りは「未割り当て領域」なってしまうようです。
ディスクの管理で「未割り当て領域」を有効化する
選択肢は2つ
- プランA:「未割り当て領域」を一部をCドライブに割り当てて、残容量を新規パーティション(Dドライブ)として使用できるようにする
- プランB:「未割り当て領域」の全てを割り当ててCドライブを拡張する
もっと大容量だったらCドライブ、Dドライブとパーティションを切っても良いのですが、今回はCドライブのみでいこうと思います。
Cドライブの拡張手順
1、「スタート」メニューの「コンピューター」を右クリック、表示されるメニューから「管理」をクリック
2、Cドライブ(拡張するドライブ)を右クリックし、表示されたメニューの中から「ボリュームの拡張」をクリック
3、ボリュームの拡張ウィザードが開始するので、確認をして「次へ」をクリック
4、「ディスク領域の選択」で拡張する容量を入力し、「次へ」をクリック
5、「ボリュームの拡張ウィザードの完了」と表示されれば完了
6、未割り当て領域がCドライブに追加され、Cドライブのボリュームが拡張される
というわけで無事に120GBのSSDが余すこと無く使えるようになりました。
別の方法でクローンを作成したり、ハードウェアの設定に詳しい方はもっと色々方法があるのかも知れませんが、私のように「素人が玄人志向を使って(汗)」ストレージを換装した場合も、ご紹介した方法で問題なく対処できるかと思います。ご参考になれば幸いです。
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正月休みに購入から12年経過したノートパソコン「Dell Inspiron 640m」のHDDをSSDに交換してみた
先ずは2019年、明けましておめでとうございます。12月は更新できなかったのが心残りでしたが、本年もせめて月一以上の更新を目指していきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
[ 目次 ]
- 正月休みの「ジャンP」いじり
- 現状のHDDからSSDでクローンを作成して入れ替えるだけ!
- Dell Inspiron 640m HDD→SSDクローン作成 & 交換手順
- 1、ノートパソコンからHDDを取り外す
- 2、「KURO-DACHI/CLONE/U3」のHDD1スロットにノートPCから取り外したHDDを取り付ける
- 3、HDD2スロットにコピー先のSSDを取り付ける
- 4、「KURO-DACHI/CLONE/U3」の電源スイッチを [ ON ] * にする
- 5、前面の [ Clone ] ボタンを3秒以上長押しするとクローン作成作業開始
- 6、LEDが点滅(段階的に25%・50%・75%のLEDが点灯に変わり、完了すると25%〜100%のLEDが同時に点滅する)
- 7、「KURO-DACHI/CLONE/U3」の電源スイッチを [ OFF ] * にする
- 8、[ イジェクトボタン ] を押してHDD/SSDを取り外す
- 9、HDD2スロットから取り外したSSDをノートパソコンに取り付ける
- 10、PC起動・動作を確認できれば作業完了!
- SSD完装の効果は?
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正月休みの「ジャンP」いじり
曜日まわりのおかげで例年より長めの冬休みをとられている方も多いことと思います。こんな機会だからこそ「密かに考えてたアレ、やるか!」の絶好のチャンス。他人から見たら決して有益な時間の使い方ではないのですが、だからこその「贅沢」なのではないでしょうか?
タイトルでもお分かりの通り、私が今回行ったのは10年以上前に購入してもはや使い物にならない「ジャンP(ジャンクPC)」をプチ改造して「ウェブブラウズとYouTube視聴にギリギリ耐えられるように改造できないだろうか?」というものです。
物件はデルの「Inspiron 640m」というA4サイズのノートパソコン。元々は妻のメインマシンでした。スペックは次のとおりです。
製品名 | Inspiron 640m |
OS* | Windows 7(← XP) |
CPU | Celeron M 420(1.6GHz) |
マザーボード | Intel 945GM Expressチップセット搭載製品 |
メモリ* | 4GB(← 512MB) |
HDD | 80GB |
光学ドライブ | DVDコンボドライブ |
グラフィックス | チップセット内蔵(Intel GMA950) |
通信 | 10/100BASE-TX |
無線通信 | IEEE802.11a/b/g |
インタフェース | USB2.0×4、IEEE1394×1、Expressカードスロット×1、 5メディア対応メモリカードリーダー、S-Video出力×1、 マイク入力×1、ヘッドフォン出力×1 |
本体サイズ | 330(幅)×243(奥行き)×38.6(高さ)ミリ |
重量 | 2.42キロ |
価格(税込み) | 9万8700円〜 |
発売時期 | 2006年5月9日 |
*購入後にアップデートした項目
現状のHDDからSSDでクローンを作成して入れ替えるだけ!
私に限らずスマホやタブレットでの生活に慣れてしまった現代人にとって、ハードディスクの起動速度やアプリの立ち上がりの遅さは耐えがたいと思います。640mのメモリは既に最大の4GBまで増設済み。CPUの交換も視野には入ってますが、先ずはハードルの低いHDDからSSDへの交換をしてみようと思いました。
SSDに交換してOSをクリーンインストールした方が良いとは思うのですが、諸々の細かい設定は面倒ですよね。iPhoneの機種乗り換えなみに簡単に既存のデータを引っ越しできないものか?・・・ということで選択したのが「クローンを作成する」という方法でした。
用意したもの
サンディスクSSDプラス 120GB
基本的にクローンの作成先となるストレージは既存の容量と同等以上のものを用意した方が良いそうです。元々のHDDの容量は80GBですので、最低でも128GBは欲しい。SSDも最近はかなり低価格で手軽になってきました。
玄人志向 KURO-DACHI/CLONE/U3
クローンを作成する機械は玄人志向の「KURO-DACHI/CLONE/U3」というもので、PC不要で既存のストレージから新しいストレージに内容をまるごと複製できる、というものです。外したストレージをスロットに挿してボタンを押すだけ、という簡単設計。
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Dell Inspiron 640m HDD→SSDクローン作成 & 交換手順
1、ノートパソコンからHDDを取り外す
2、「KURO-DACHI/CLONE/U3」のHDD1スロットにノートPCから取り外したHDDを取り付ける
3、HDD2スロットにコピー先のSSDを取り付ける
4、「KURO-DACHI/CLONE/U3」の電源スイッチを [ ON ] * にする
5、前面の [ Clone ] ボタンを3秒以上長押しするとクローン作成作業開始
6、LEDが点滅(段階的に25%・50%・75%のLEDが点灯に変わり、完了すると25%〜100%のLEDが同時に点滅する)
7、「KURO-DACHI/CLONE/U3」の電源スイッチを [ OFF ] * にする
8、[ イジェクトボタン ] を押してHDD/SSDを取り外す
9、HDD2スロットから取り外したSSDをノートパソコンに取り付ける
10、PC起動・動作を確認できれば作業完了!
* HDD/SSDの抜き差しは必ず「KURO-DACHI/CLONE/U3」の電源がOFFの状態で行う
SSD完装の効果は?
起動時間は確かに速くなった(約50秒 → 約35秒)・・・が、Chromeの起動時間やサイトの表示スピード自体は残念ながら体感速度で分かるほどのものでは無かった。YouTubeもフルHDどころかHD動画の再生も厳しい。240Pが限界ではないかと思う。正直言って、これではペットカメラ専用機になってしまったiPhone5cの足下にも及ばない。
とは言え、今回のSSD交換方法においては「HDDからSSDへの引っ越し」がとても簡単であることが分かった。MacBookに限らず最近のノートPCはストレージやメモリの交換ができないものが多いので残念ではあるが、また機会があればあまり気負うことなくできると思う。
「KURO-DACHI/CLONE/U3」はクローン作成だけでなく、ストレージのデータ消去や外付けHDDとしても使用できるようなので、処分したデスクトップPCから取り外したHDDを有効活用するのに使っていこうかと思います。
さて、ここまできたら残された最後の改造「CPUのアップグレード」しかない。ネットを調べると「640mのCPUを交換した」という記事がいくつかあった。CeleronからCore 2 Duoに交換できるらしい。Core 2 Duoといえば私が過去に所有していたポリカーボネートボディの白いMacBookにも搭載されていた。
今となってはCore 2 Duoの性能に目新しさは感じないかも知れないが、先人たちの記事によるとCeleron Mからのバージョンアップはそれなりに期待できそうです。 CPUの交換は初めてではありますが、近いうちにやってみようと思います。
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ワイヤレス接続対応の「Luna Display」でiPadをMacのセカンドディスプレイとして活用!
- 注文していた「Luna Display」がやっと・・・届いた
- 「Duet Display」はどうした!
- ノマド時もデュアル、自宅ではトリプルモニターで快適作業!
- MacBook Air 11インチモデルのディスプレイは正直言って狭い
- 少し気になったこと
- まとめ
- iPad 関連記事
注文していた「Luna Display」がやっと・・・届いた
10月12日 遠くアメリカから最初の発送連絡の通知メッセージが届く
10月20日 ドイツのフランクフルトに到着
10月23日 日本の川崎に到着
10月30日 大阪の自宅に到着!
海外のサイトでの買い物は初めてではないが、細かく追跡できるだけに「全然ステータスが更新されてないけど、そんなにかかるの?」となってしまいますね。
「Duet Display」はどうした!
「Luna Display」はMacのサンダーボルト又はUSB-タイプCに差し込んで、iPadを外部ディスプレイとして接続することのできるハードウェアです。
類似のものとしては「Duet Display」がありますが、こちらはソフトウェアのインストールとLightningケーブルの有線接続で実現するものです。
私は「Duet Display」も利用していましたが、画面サイズが上手く合わなかったりして少し不満がありました。
ノマド時もデュアル、自宅ではトリプルモニターで快適作業!
「Luna Display」は有線だけでなく、無線での接続にも対応しています。実際に無線接続を試してみました。無線接続はWiFiの通信速度(環境)によって遅延が目立つ場合があります。自宅のWiFi環境で試したところ、5GHzでの接続では描画はスムーズでしたが2.4GHzではブロックノイズのような残像が散見されました。
モバイルルーター(Fuji WiFi)でも若干遅延が感じられました。2019年に登場する5G LTEサービスではストレスなく使用できるのかも知れません。個人的にはFuji-WiFiの5G対応も気になりますね。
有線接続では遅延はあまり気になりませんでした。せっかくの無線接続機能ですが、取りあえず外出先では有線接続で使用するかもです。ちなみに、純正Lightningでなくても接続可能です。有線接続の場合、オフラインでも使用することができるようです。
MacBook Air 11インチモデルのディスプレイは正直言って狭い
13インチのアスペクト比が16:10なのに対して、11インチは16:9です。数字で見るとわずかな差に見えますが、実際の使用感は「もうちょっと縦の長さ欲しい!(狭い)」と思うことがあります。
11インチモデルユーザーにとって外部ディスプレイは非常に心強く感じることでしょう。接続するのが12.9インチのiPad Proだったら、iPadの方をメインで作業したいと思うくらいです。
自宅では13インチのMacBook Proをメインで使用しており、HDMI接続した外部ディスプレイで作業しています。「Luna Display」を使用することでトリプルディスプレイにすることができました。
少し気になったこと
ちょっと意外だったのが「iPadの縦レイアウトには対応していない」という点。ひょっとしたら設定方法があるのか? 私が知らないだけなのかも知れませんが、普通に接続してiPadを縦向きにしても画面は回転しません。
A4縦のPDFの資料を見ながら作業する、といった際には縦レイアウトができると非常に重宝します。「Duet Display」は確かできたと思いますので、そこは残念ですね。今後のアップデートに期待したいです。ついでに言うとWindowsにも対応してもらいたいですね。
マルチタスクには対応していますが、スプリットビューには対応していませんでした。使うか使わないかはさておき。
バッテリの消費ですが、MacBook Air (11-inch, Early 2015)をバッテリ駆動、有線でiPadを接続。およそ90分の使用でMacBook Airのバッテリ残量は100%から31%にまで消耗してしまいました。iPad側のバッテリは全然減っていませんでした。バッテリ駆動の場合、MacBook Airは2時間は持たないかもですね。
まとめ
というわけで、若干気になる所がないわけでもありませんが概ね快適です。今のところ、Amazon等では転売物件しかなさそうですので、オフィシャルサイトでの購入になるかと思います。ちょっとお届けに時間はかかるかと思いますが、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか?
iPadを無線接続でサブディスプレイ化!「LUNA DISPLAY」を購入しました!
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iPad 関連記事
[ iPad + ApplePencil + Graphic ] で写真をトレースして [ Mac + Adobe Illustrator ] で仕上げる、というワークフローを試してみた
[目次]
iPadの「液タブ化」というロマン
ApplePencilが登場した当初、やはりクリエイター向けのツールという印象が強かったのか、ブログやYouTube界隈でも「iPadを液タブ(液晶ペンタブレット専用機)化してイラストを描く」というのが話題になったことがありました。
色んなスタイルの方がいらっしゃるかと思います。iPadだけで作業が完結している方もいらっしゃるかと思いますが「仕上げはデスクトップで」という方も少なくないでしょう。
- 手描き完結(必要に応じてスキャン)
- 手描き(下絵)→ スキャン&トレース → デスクトップアプリで加工&仕上げ
- PC+液タブで完結
- マウス操作だけで手描きのようなタッチで描きあげる
私は基本的にAdobe Illustratorで作業が完結するのを理想としているのでiPadで絵が描けるとしても、できれば「ベクトルデータ」でファイルを書き出して、Illustratorで続きの作業できるiOSアプリを探していました。
Adobeからも「Adobe Draw」というiOSアプリがリリースされおり、デスクトップアプリとの連携ができるのですが「線」が線幅の「塗り」に変換されてしまうとの事で使うことはありませんでした。
そんな中、ネットで探してみたらベクトルデータを持ったままファイルを書き出すことができるという「Graphic」というアプリを見つけました。有料アプリではありますが「買い切り」でIllustrator的なソフトを使えるという意味では1,080円(2018年10月現在)という価格は高くないと思います。
GraphicでトレースしてデスクトップのIllustratorで編集する
では、実際にどういうことをするのか、見ていきましょう。
iOS作業環境
- iPad Pro (10.5-inch)
- ApplePencil
- Graphic
Mac OS作業環境
- MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014)
- Adobe Illustrator CC 2019
作業手順
- graphicに下絵(画像)を取り込む。
- 大きさと表示濃度を調整する
- トレース用のレイヤーを追加してペンツールでトレースする。
- 完成したファイルをPDFまたはSVG形式で書き出して、エアドロップでMacにファイルを送信する。
- Illustratorでファイルを開き、必要に応じてパスの編集をする。
- ライブペイント機能で着色、分割(必要に応じて隙間検出の設定)。
- 不要な線を削除、線幅の調整して完成!
graphicはIllustratorと同じようなツール構成ですので、使い慣れればiPadだけで作業を完結する事ができるかも知れません。
しかしデスクトップ環境でIllustratorを使っているという方にとっては、外出先で下書き・スケッチして家や仕事場で仕上げるというワークフローが魅力的に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
すでにiPadを持っている、あるいはこれから購入を考えている人にとっては「iPadに魅力的な機能・用途」が一つ追加されるとも言えるでしょう。
「液タブ考えてたけどiPadでできるなら、そっちの方がお得感あるんじゃね?」という方の参考になれば幸いです。先ずはApplePencilの書き心地を店頭で試してみてはいかがでしょうか?
そういえば最近、iOS版のPhotoshopの公開のニュースがありましたが、本家のAdobeからiPadでベクトルデータが扱えるiOS版のIllustratorのリリースにも期待したいですね。
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Adobe Illustrator CCでQRコードを生成できる無料のエクステンション「QRCode Maker」を使ってみた
[目次]
- IllustratorでQRコード・・・どうやって作ってます?
- イラレでQRコード、無料で環境構築可能です!
- 「QRCode Maker」のインストール手順
- 「QRCode Maker」の使用手順
- Illustrator関連記事
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IllustratorでQRコード・・・どうやって作ってます?
私は取りあえず「QRコード 作成」とかググってQRコードが作成できるサイトに行ってました。
Office書類に貼るだけならQRコード作成サイトでQRコードの画像を書き出して貼れば良いのでしょうが、Illustratorに配置するならできればベクトルデータの方が・・・と思ってしまいます。画像のQRをIllustratorの自動トレース機能で変換したこともあったかと思います。
あと、Adobe InDesignには標準でQRコードを作成できる機能があったように思いますが、私・・・InDesignはほぼ触ったことがありません;
イラレでQRコード、無料で環境構築可能です!
プラグインなども探してみましたが有償で2万円以上するものもありました。何とか無料のものが無いかと探していたらありました。CC限定のようですが「QRCode Maker」というツールがありました 。・・・プラグインやスクリプトは追加したことがありますが「エクステンション」というのは初めてです。
「QRCode Maker」のインストール手順
1. [ウインドウ] → [Exchange でエクステンションを検索...]
2. Adobe Exchangeのサイト → 検索フォームに [ QR ] と入力して検索
3. [ QRCode Maker ] をクリック
4. [ Free ] をクリック
5. インストールが実行されます(完了するとCCへのインストール完了の通知が表示されます)。インストールが完了したらIllustratorを再起動します。
「QRCode Maker」の使用手順
1. Illustratorを起動し [ウインドウ] → [エクステンション] → [ QRCode Maker ] を選択
2. URL入力欄に任意のURLを入力し、[ Create ] をクリック
3. QRコードが生成されました。
ちなみにアウトライン表示にするとこんな感じ。確かにベクトルデータになっています。
他にも類似のツールがあるかも知れませんし、今後のバージョンアップで実装されるかも知れません。
私と同じく「ページモノとか作らないのでインデザインは苦手」、「イラレオンリーでやってきた、今後も多分インデザインは使わないだろう」という方。「イラレでQRコード」はこれで解決ではないでしょうか? ご参考になれば幸いです。
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Apple Pencil購入から約1年、替え芯を購入しました
この春からApple Pencilを仕事で毎日のように使うようになりました。同時期にフィルムをペーパーライクフィルムに貼り替えました。毎日およそ8時間、パソコンと併用しながらiPad Pro 12.9インチとApple Pencilを使用していました。
[目次]
フィルム面を引っ掻くような この不快な書き味は何だ!?
8月末になって書き心地に違和感がありました(実質稼働期間:約6ヵ月)。フィルムを引っ掻いているような感触。恐る恐るペン先を確認すると案の定、ペン先が摩耗して金属のような部分が少し見えていました。
噂には聞いていました。通常のフィルムなら半年程度の使用でこうはならないでしょう。しかしそれを承知で私はペーパーライクフィルムを使用しているのです。タッチ操作の感触を引き換えにしてもApple Pencilの書き心地は譲れません。
替え芯を求めてアップルストアに
Apple Pencilを買った時に「替え芯(Apple Pencilチップ)」は1個だけ予備で付いていましたが、無くなったらすぐに交換して使いたいので予め買っておこうと思いました。というわけで仕事終わりで心斎橋のApple Storeに。
サプライ関係は2階だと思ったのですが、ざっと見渡したところ見当たらない。Apple Pencilはそれなりに推している製品だと思うので、替え芯が置いてないというのは考えにくい。売り切れ?・・・まさか!
スタッフの方に尋ねると笑顔で「ございますよ。お持ちしますので少々お待ちください。」と応対していただきましたが、たまたまなのか意図的なのか、やはり替え芯は売り場には並んでいませんでした。
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スタッフの方も「随分とヘビーに使ってくださってるんですね?(・・てか、どんな使い方してるんですか?)」という反応でした。おそらく通常のフィルムやガラスフィルムなどではそんなすぐに交換するようなことはないのでしょう。店頭に買いに来るお客さん自体、まだそんなに多くはないのかも知れません。
購入後の見通し
気になる替え芯「Apple Pencil Tips - MLUN2AM/A」の価格ですが、4個入りで¥ 2,200(税込価格 ¥ 2,376)。1個あたり600円弱。これで2年くらいはもちそうです。高いですかね? ペーパーライクフィルムでApple Pencil使うというのはそういう事なんですね。ついでに言えばそのペーパーライクフィルムの方もへたってくるはずです。
2年後には次世代のApple Pencilがリリースされていますかね? 書き心地、携帯性の向上も期待したいですが、やはり連続使用時間(バッテリー容量)のさらなる向上に期待したいですね。まぁ、フル充電までそんなに時間はかからないのですが、ウッカリ充電を忘れてて気が付くと残り10%を切っているなんてことも。あと価格をもう少し抑えてもらえればもう1本買う!
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BenQ ScreenBar e-Reading Lamp モニター掛け式ライトを購入しました
[目次]
私の妻は自宅で仕事をしています
作業デスクにはIKEAのクランプ式のデスクライトを取り付けていました。もう何年使っていたでしょうか。スイッチ周辺で断線が起こっているのか点灯が不安定になってきていたとのこと。
色々と作業環境の見直しを行っていて、お盆休みを利用してモニターアームを導入しました(随分前に購入済みだったのですが・・・)。
LOCTEK ガス圧式デュアルモニターアーム 10-27インチモニター対応
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モニターアームを設置するまでは「発泡スチロールのブロックの上に板を渡したもの」をモニター台にして、キーボードを収納していました。ニャンコはこの奥の出窓の方へいきたいので「あの、もうちょっと通路を確保してくれないかな?」と言わんばかりの表情(?)でした。
モニターアームを導入することで、モニターの下がスッキリしました。文具や小物などを自由に置けるようになり、掃除もしやすくなり、ニャンコも通り易くなるはず・・・あ、モニターも増えましたので作業性も向上します;
ここからが本題(BenQ モニター掛け式ライト)です
今回購入したライトがコチラの「BenQ ScreenBar e-Reading Lamp 」です。
ScreenBar e-Reading Lamp モニター掛け式ライト
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モニターの上部に引っ掛けて固定するため、机の上に台座やクランプの設置スペースが不要になりますが、引っ掛け式なので机の上、周辺がスッキリします。
実は「挟む部分」はそんなに強力な力で挟んでいません。下の写真を見て「ちゃんと挟めてるの?」と思うかも知れませんが、後ろの丸い部分はバランスウェイトの役割も果たしているようでズッシリしてます。そのせいで前方のフックが意外としっかりと引っ掛かります。
ですので、角張ったデザインのものでなくても固定できそうですね。そう、メーカーもそこは想定すると思うんですよ「iMacにも付けられるように」というのは。外国語なので詳しくは分かりませんがiMacに取り付けているという記事がありました。
LEDの光はあまり広がって照らすような用途に向いていないようですので、むしろデスクライトには向いているということではないでしょうか? 構造が絶妙でキーボードからその手前の手元付近を照らすよう調節できます。手元に紙の資料を置いて作業したり、メモをとったりするのにはこれで十分だと思います。
【動画】BenQ ScreenBar e Reading Lamp モニター掛け式ライト を導入しました
参考までに妻のPCのセッティングもご紹介しておきます
パソコン
何度かこのブログでも紹介していますが、パソコンはLG gram 15Z960-G(2016年モデル)です。15.6インチ画面にもかかわらず、重量がわずか重量980gという異色のノートPCです(Core i5-6200U/DDR3L-1600 8GB/SSD 256GB)。
ドック
LG gramのUSB 3.0ポートから「Wavlink USB 3.0 ユニバーサル・ドッキングステーション」に接続しています。モニター1(HDMI接続)、モニター2(DVI接続)、有線ギガビット・イーサネット、キーボードは全てこのドックに接続してあります。
ドック経由でノートPCに外部ディスプレイを2台接続することでトリプルディスプレイで使用することもできます(PC本体のグラフィック性能によってはできないこともあるかも知れません)。
LG gramは軽いのでモバイルPC(?)として外出する際に持ち出してカフェ等で作業することも可能です。外出時はUSBケーブルを1つ外すだけ、自宅作業時もケーブルを1つ挿すだけですぐに使うことができます。
モニター
BenQ ScreenBar(ライト)はメインの24インチモニター(acer製)に取り付けています。下の写真では15インチモニター(SHARP製)をサブで縦にして使用しています。A4縦のPDFやワード書類の原稿や資料表示用ですね。
キーボード
自宅作業時にはより快適に文字入力ができるよう、ちょっと良いキーボードを使用しています。ガチでキー入力をする方の間ではお馴染みの東プレ Realforce。「Realforce108UD-A(XE01B0)」というモデルを使用しています。
重厚なデザイン(実際に重い)、打鍵感は勿論なのですが、キーにプリントされている文字はほぼ読めません。「ブラインドタッチ必須」というところで使う人が篩にかけられている感じですよね;まさにプロの道具です。
マウス
ワイヤレスマウスはサンワサプライのMA-WBL118。Bluetooth接続ではなくUSBレシーバー接続タイプ。しかも充電式。家電量販店で探しても充電式のマウスはBluetooth接続が殆ど。USBレシーバー接続タイプで充電式は珍しいと思います。
Bluetooth接続ってペアリングが面倒だったり、バッテリーの持ちが悪そう、反応がイマイチ・・・みたいな印象でで敬遠してる人って結構多いのではないでしょうか? USBレシーバー接続タイプで充電式のマウスってもっとニーズあると思うのですけどね。
まとめ
以上、妻の作業PC周りのセッティングと併せてモニターアーム、照明についてご紹介させていただきました。BenQのモニター掛け式ライトは取付け/取外しも簡単ですので、私も空いてる時は貸してもらおうかと思っています。自分用に欲しくなるかも知れませんね。
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「808の日」、仕事終わりでソッコー「PUMA STORE」に行って808スニーカーを購入!
「808(ハチマルハチ)」と聞いて「Suchmos(サチモス)じゃない方」を思い浮かべた方は、少なからずクラブミュージックファンではないでしょうか?
[目次]
「808」とは?
「ヤオヤ」の愛称でも親しまれているRolandのドラムマシン、名機「TR-808」のことです。楽器に関心の無い方にとってはローランドって「電子ピアノとか作ってるメーカー?」という程度のに認識かもしれませんが、ローランドの電子楽器は世界的に有名です。ミュージシャンにもファンは多く、808はヴィンテージ・ドラムマシンとして人気があり中古市場でもプレミア価格。映画にもなってます。
今日は八百八の日
心斎橋駅を降りて、御堂筋をやや南下。いつもは通り過ぎて隣のApple Storeに入ってしまうところ、今日は初めて「PUMA STORE」に入りました。「808の日」ということで、PUMA × Rolandのコラボモデルのスニーカーが発売されているのです。
ネットストアの事前予約はすでにsold out。ショップのスタッフの方も「今日は日中から忙しかったです。立て続けに売れて、もうサイズはほとんど残ってません」とのこと。
幸いにもラス1の27.5cmがピッタリだったので即買いです。PUMAのスニーカーは細身のシルエットのイメージがあり、敬遠していたのですがこのモデルは比較的幅広です。お店で試着しただけですが、フィット感は良さそう。
開封!
本体のカラーリングは勿論ですが、外箱から包装紙に至るまで808づくし!・・・捨てられない;
808で言えば一足早くUNIQLOの「UT」で808のTシャツを販売していましたね。こちらも「サイズのある内に」と思い買いました。白は比較的在庫があるようですが、黒の方は少なくなってるように思います。
お盆休みは「808コーデ」で出かけようかな、などと考えています。
BGMはエレクトロで決まり!
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MacBook Airの「エアー感」が形骸化しつつある今こそ、ボーナスで買いたい1キロ以下の超軽量ラップトップPCの選択肢とは?
私の現在のモバイル用マシンはMacBook Air (11-inch, Early 2015)、iPad Pro (10.5-inch) または iPad mini 4 (7.9-inch)。ブログでも書いていますが、iPadはApple Pencilによる手書きとビューワー、MacBook Airはタイピングによるテキスト入力、デスクトップアプリ用途(Adobe CC、Microsoft Officeなど)と使い分けてます。MacBook Airは気に入っていますが、人間の欲望は底なし^^: できればもっと軽いラップトップPCが欲しいのです。
[目次]
- 初代MacBook Airが発売されたのは?
- 軽いは正義、されど用途は十人十色
- タブレットPCでええやん?
- 「2018年 夏・今買いたい超軽量ノートパソコン」BEST10
- 中古という選択肢もある
- で、私の選択肢は…?
- まとめ
初代MacBook Airが発売されたのは?
2008年に発売された初代MacBook Air(13インチ)の重量は1.36kg。そして11インチのMacBook Airが登場したのが2010年で重量は1.06kg。デザインと併せてその薄さ、軽さはかなりのインパクトだったと思います。11インチのMacBook Airは2016年に販売が終了(最終モデルの重量は1080g)し、代わってRetinaディスプレイ搭載&薄型軽量のMacBook(12インチ)が出ました。
個人的にはまだまだ11インチMBAは現役だと思いますし、プロダクトとしての魅力も色褪せてないと思います。しかし、 iPadなどのタブレットの普及につれ「 今から買うなら、ラップトップパソコンも1㎏切ってて欲しい」という気持ちが強くなってきました。ボーナスでモバイル用途のラップトップパソコンの導入、買い換えを考えている方もいらっしゃると思います。そこで「2018年現在、ラップトップPCはどのくらい軽くなってるものなのか?」を踏まえて、選択肢を考えてみたいと思います。
軽いは正義、されど用途は十人十色
ノートパソコンの用途も人それぞれだと思います。軽ければ何でも良いのか? 譲れないスペックは何か? そもそも頻繁に持ち運びするのか?・・・など。iPadやAndroidタブレットではなく「ラップトップPC」でなければいけない理由があり、一定のスペック基準をクリアしていなければならない理由もある、という前提がないといけませんよね。
一概に言い切れませんが「パソコンの用途」と、それに準ずる「作業の負荷」をザックリと3段階に分けてみました(負荷が高い作業ほど、高スペックのマシンが必要になります)。
- 低負荷:Webブラウズ、メール、SNS、ブログ執筆、Microsoft Officeソフト等
- 中負荷:DTP、Webデザイン、プログラミング、Adobeソフト等
- 高負荷:3Dゲーム、3D CG、3D CAD、動画編集等
私自身もそうなのですがラップトップPCを持ち歩く必要がある人というのは、この3段階で言えば「低負荷〜中負荷の間」という人が多いのではないでしょうか?
タブレットPCでええやん?
はい。意外と「Surfaceのタイプカバーの打ち心地は悪くない」と聞きます。しかし私が過去に使用した「Lenovo YOGA Tablet 2 with Windows」のキーボードは打鍵時にたわむ感じがあり、やや貧弱な印象がありました。また解像度を変更するなどしても10.1インチの画面でOfficeアプリを使用するのはキツいと感じました。この大きさでデスクトップアプリのタッチ操作が快適にできる気もしませんでした(スタイラスペンがあると違うのかも知れません)。
そして今回特に重視している重量に関してですが、2in1 PCやタブレット用のキーボードが意外に重いです。タイプカバーを装着した総重量がラップトップPCとあまり変わらないものも多いように思います。「だったらラップトップ」ということなんです。
Core m3以上、メモリ4G以上、SSD 128G以上、画面サイズ12インチ前後、本体重量1kg以下というのを基準にどんな選択肢があるのか、ざっとリストアップしてみます。
「2018年 夏・今買いたい超軽量ノートパソコン」BEST10
重量では?
重量では富士通のライフブックが現時点で最軽量のようです。店頭で持ち上げていただくと分かりますが「700グラム台」は驚くほど軽いです。 ちなみにライフブックのスペックは次のとおり。なんと13インチでこのスペックを搭載したマシンが750gを切っているのです。
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「スペック的にもうちょっと余裕が欲しい」という場合にはカスタムメイドモデルが用意されているので、予め購入時に選択するとよいでしょう。このモデルに限らず、最近のラップトップPCは後からメモリの増設やストレージの交換を行うのは容易ではなくなってきています(ツワモノはもろともせず分解・換装・組立するのでしょうが・・・)。
価格面では?
*Surface Goと別売りの専用タイプカバー込みの重量・価格
つい最近発表のあった「Surface Go」が価格・重量面ともに優れたマシンであることは分かります。しかも「Office付き」でこの価格です。Atom 以上、Core m3-7Y30 未満というCPUの選択に評価が分かれるとは思いますが、Surface 3が無くなって、廉価版(…というほど今回も安くもなかった;)のサーフェスを待望していた人も居るかと思います。
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*Surface Goと別売りの専用タイプカバー込みの重量・価格
しかし一方で「Office無しバージョンを出してくれたら買うかも」という人も少なくないでしょう。アメリカで399ドルで買えるものが日本ではOfficeの分2万円程高い。Office365契約しているユーザーにとっては「Officeバンドル版のパソコン」って割高でしかないのです。日本市場が特別で「買い切りのOffice付きでないと売れない」という事情は分かりますが、 マイクロソフトのファンである可能性が高いであろう「サブスクリプションのOffice365を購入している上客」に対しての配慮が欲しいですね。
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中古という選択肢もある
同じi7でも最新のものと数世代前のものとはパフォーマンスが全然違います。ですので一番良いのは現行機種・最新版`を買うことなのですが、お財布の事情があるのも事実。モバイル用途のサブマシンということで割り切る、或いは譲れないスペックと価格のバランスやコスパを考えると「中古で十分かも」という選択肢もありえます。また、ある面だけ見れば旧機種の方が優れている(魅力的である)場合があります。
例えば、私の妻が使用している「LG gram」の2016年モデルは15インチでなんと980gです。「グラム」と名乗ってる以上、1キロ未満を死守してほしかったのですが、以降の15インチモデルは1キロを超えて1095グラムになってしまいました(それでも11" MacBook Air 最終モデルと15gしか変わらない!)。
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LG gram 15Z980-GA55J 軽量1095g/15.6インチフルHD液晶ノートパソコン Core i5-8250U/8GBメモリ/256GB SSD/Windows 10 |
15インチのラップトップを買う方は比較的ハイスペックを要求する方が多いように思います(MacBook Pro、Surface Book、ゲーミングPC的なのとか)。ゆえにLG gramは15インチラップトップでは異端で中途半端に感じるかも知れません。ですが「軽~中負荷作業を大画面で快適に行いたいけど、ノマドしたいから2kgもあるPCは持ち歩きたくない」というニーズにはうってつけです(・・・ニッチすぎるのか?)。
で、私の選択肢は…?
ソニー時代のVaio Pro11。ちょうどWindows 8が出だした頃の機種なんでしょう。液晶がタッチ操作対応と非対応のエディションがあるのですが、タッチ非対応の方が100g軽いんです。11インチと13インチとがありますが、11インチのタッチ非対応は本体重量770gです。
Vaio Proはヤフオク等でも割とよく見かけますがVaioシリーズには「red edition」という特別仕様がありました。これがめっちゃカッコイイのですが、red editionのVaio Proは中古でもごくたまにしか見かけないレアモデルゆえに割高。ですので私が購入したのは比較的よく見かけるブラックでタッチ非対応のVaio Pro 11(第4世代のi7、8GBメモリ、128GB SSD)です。
実測値では770gより少し重かったですが、MBA 11インチ(1080g)よりも圧倒的に軽いです。
画面サイズは同じ11.6インチで16:9なのですが、解像度がvaioの方が高い分MBA 11よりも見やすいように思います。
Vaio Pro 11のキーは少し小さく感じるので、MBA 11の方が良いですね。慣れれば大丈夫だと思いますが。
中古だからかどうか分かりませんが、トラックパッドの反応などMBAの方が良く感じました。とは言え、11インチMBAに対して約300g軽量で、本体のサイズも一まわり小さいのは嬉しいです。スペック的にもブログ記事を書いたりOffice書類の作成、こみ入った作業をしなければAdobe illustratorやPhotoshopを使用することも十分可能だと思います。
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まとめ
ご予算、購入意図、用途、マシンの位置づけなど含め、色んな解釈があるかと思いますが、スペックが必要にして充分、そこに「軽い」という要素が加わると、より満足度が得られると思います。ご参考になれば幸いです。
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身なりも文字も人は見た目が9割? iPadとApplePencilで今すぐ始められる「美文字トレーニング」
雑誌『Mac Fan』2018年8月号の最初の方のMF FOCUSというコーナーで「人気高まるモダンカリグラフィー・iPadで文字アートを楽しもう」という記事が掲載されていました。
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[目 次]
- 「 カリグラフィー」って習字だったの?
- 「汚文字」コンプレックス、ないですか?
- 別に「手書きが尊い」のではない
- せっかくなんで「手軽に美字トレ」始めたい!
- もしも「汚文字を卒業」できたなら
- Apple Pencil 関連記事
「 カリグラフィー」って習字だったの?
カリグラフィーとは“美しい書き物”という意味のギリシャ語で、文字を美しく、独特のタッチで書く技術のことです。我々日本人に馴染みのある言葉に置き換えると「書道・習字」になるのでしょうか。
Mac Fanの記事ではペイントアプリの「プロクリエイト」を使ってモダンカリグラフィーを学べる教材を提供しているサービスを紹介していまして、実際にそのサイトにアクセスしてみたのですが、Chromeが自動翻訳した結果「LEARN CALLIGRAPHY ON THE iPAD WITH PROCREATE」というコピーは「LEARN 書道をiPadで PROCREATE WITH」となっていました。
カリグラフィーと聞くと、何かデザイン系の話っぽいのですが、教材は見本 をなぞって学ぶというスタイル。それって「ペン習字」ですよね?
「汚文字」コンプレックス、ないですか?
かつて『人は見た目が9割』という本が話題になったことがありました。タイトルだけ見ると、人というのは本当に見た目だけでその人を判断している」と聞こえますが、言葉以外の部分による心理的効果、影響についても書かれています。とは言え「(短時間で)その人を信用できるか?」「その人から買うか?」を判断するのに、見た目が与える影響は実際大きいでしょう。
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加えてコミュニケーションの際に与える印象で言えば「文字」の見た目による印象も大きいのではないでしょうか? 書いている内容や使っている言葉もそうですが、文字は声と違って目に見えるからです。
別に「手書きが尊い」のではない
スマホ時代が来る少し前には先ず携帯メールの普及、パソコンの普及、インターネットの普及というステップがありました。「文字はタイピングする」というのが普及するにつれその反動で「手書き文字の貴重さが見直される」という話は何度も出ました。私は「それはそうなんだけど、実際に手書きが必要になる場面は限られるだろうし、どんどん少なくなるだろう」と、その意見に対しては懐疑的なスタンスでした。
「目算が外れた」と感じたのはApplePencilを手にしてからです。文字に限らず「インターフェースとしての手書きの利点」の再認識。まさかこんな時代がくるとは・・・。ですので「アンチテクノロジーからの手書き賛美」の論調とは全然違います。「手間暇を惜しまず、汗をかくことが尊い」という幻想を信じる人が居てもいいのですが、しいてそれが当たってるとしたら「習得のためのトレーニング」についてではないでしょうか。筋トレと同様、「ショートカット不可」で「必要なプロセスだから」です。
せっかくなんで「手軽に美字トレ」始めたい!
トレーニング自体は実際に手を動かして、回数をこなさないと身につかないとは思います。幸いなのはiPadでいつでもどこでもトレーニングできるという点です。さて、教材はどうしましょうか?
1)ブックオフでペン習字の練習本(古本)を買ってきて自炊
古本を自炊(裁断→スキャン→PDF化)してiPadに取り込もうかと思ったのですが意外と見つからず、また有っても書き込みがあるものでした。あと、これは手書きのしやすさを考慮してだと思いますが、判型が変型のものばかりなのでスキャンしても小さくなってしまいます。自炊作業の手間がある上に、使えないページがあったり表示が小さくなるということで却下しました。
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2)電子書籍のペン習字の練習本を買う
ちょっと検索した感じだと「ペン習字の練習本」は電子書籍では出ていないようです。キレイな字を書くことの重要さを説いている本はありますが、練習本に関しては紙の本しかないようです。仮にあったとしてもページをキャプチャしてPDF変換するか、特殊なソフトでKindle形式のファイルをPDFに変換する必要があります。ということで却下。
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3)教材PDFを配布しているサイトを利用
ようは見本文字が淡く印刷されているPDFがあれば良いので、自作できなくもないのですが、既に作ってらっしゃる方(サイト)が結構いらっしゃいます。しかも無料で。というわけでこれを採用しました。
ペン習字練習用PDF配布サイト
1) 青空文庫で無料ボールペン字練習ドリル
ji.bdmj.net
2) 写経練習プリント
3) ペン字練習ファイル(Excel)
1、2に関してはPDFをダウンロードするタイプです。1ページづつ独立していますが、それはAcrobatで結合すればOK。ただリンクを1つづつクリックしてダウンロードするのは面倒ですよね? というわけでページ内のファイルを一括ダウンロードできる「Download Master」というChromeの便利な拡張ツールがあったので利用しました。
3 はExcelファイルでして、練習ファイルを生成してくれますので、それをExcelからPDFを書き出して使います。
いずれにしてもPDFにさえすれば、後はiPadにPDFを読み込ませるだけです。読み込むアプリは「GoodNotes 4」を使用します。
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iPadへのデータ転送は今さらiTunes経由で有線接続・転送することはないと思います。「GoodNotes 4」に限らず多くのアプリは何らかのクラウドストレージに対応していますので、クラウドを経由すると良いでしょう。Macユーザーの場合はAirDrop経由で簡単に「GoodNotes 4」に直接転送することができます。MacでAirDropを開くと、近くにあるiOS機器が表示されます。
送信したい相手のアイコンをタップすると転送が開始されます。受信側のデバイス側は対応しているアプリの一覧が表示されます。
もしも「汚文字を卒業」できたなら
自分用のメモであっても「後から見直しても読める字」で有った方が良いし、同僚にメモを渡したり、書類に貼った付箋に申し送りを書いたりする時など「走り書きであっても読みやすい字を素早く確実に書きたい」という思いは常々ありました。
何年か前に浅草キッドの水道橋博士が「万年筆で書くことにハマってる」というような事をラジオでおっしゃっていました。また社会学者の宮台真司氏もラジオでメモの仕方や使っている筆記用具について語ってられました。
よく雑誌なんかでも「大人のこだわり文具」なんて特集記事があったりしますが、ある年齢になると「手書きの再発見・再解釈」みたいなのがマイブームとしてやってくるのかなぁ、などと思ってました。
私の場合はApplePencilがそんなことを考えるきっかけになりました。もし字がキレイになったら、万年筆でも書いてみたい気もします。
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Apple Pencil 関連記事
ApplePencilの書き心地の向上に必須の「ペーパーライクフィルム」を導入
ちょっと想像してみてください。
ガラス窓やアクリル板に、鉛筆やボールペン、
あるいは万年筆で文字を書くことを・・・。
[目次]
- ガラスの上を走るペン先にグリップ感(?)を与える「ペーパーライクフィルム」
- 「ガラスフィルム vs ペーパーライクフィルム」で書き比べ
- ApplePencilの使用頻度が高い・これから高めていきたい方にはオススメ!
- 関連記事
ガラスの上を走るペン先にグリップ感(?)を与える「ペーパーライクフィルム」
ApplePencilに限らず、タブレットのタッチペン操作で気になるのが「書き心地」です。通常、スマホやタブレットの画面には何らかの保護フィルムを貼ってますよね。指によるタッチ操作でさえも、フィルムの質感で微妙に操作感は違います。
というわけで、ApplePencilのヘビーユーザーの間ではお馴染みである「ペーパーライクフィルム」を導入することにしてみました。読んで字のごとく「紙のような(書き心地を再現した)フィルム」です。既に色んな方もレビューされていて賛否両論、類似商品もいくつか出ています。
既に分かっている効果
- ApplePencilによる書き心地は間違いなく向上する
- 反面、摩擦抵抗が大きくなるのでペン先の摩耗が早くなる(使用頻度による)
- 摩耗によるフィルム自体の劣化も起こるので、貼り替えが必要になるかも(使用頻度による)
- タッチ操作時の触感が変わるので違和感有り
- 画面表示の質感が変わる(物理的にフィルターがかかっていることになるので、劣化すると考えて良いと思います)
元々貼っていたガラスフィルム
iPad Pro 10.5 ガラスフィルム
ICOYO 旭硝子製 耐指紋 高感度タッチ 0.26mm超薄 高透性99% 硬度9H
フィルムを貼るのは苦手ですが、割と上手に貼れました。ちょっと残ってしまった気泡も翌日には無くなっていました。ラウンドエッジ加工されているとかで、背面カバーとの干渉からおこる剥がれは起こらないのが良かったです。
指紋は目立ちますが、タッチ操作の反応や画面の発色などの不満はありませんでした。ApplePencilの書き心地はコツコツ&ツルツルで正直言って書き辛いですが、ガラスフィルムはこんな感じになるのは仕方ないと思います。
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今回購入したペーパーライクフィルム
エレコム iPad フィルム
iPad Pro 10.5 2017年モデル ペーパーライク 反射防止 TB-A17FLAPL
めっちゃ気泡入ってしまいましたがw、表示時は殆ど気にならないです(時間をおくとある程度は消えるそうです)。ガラスフィルムに比べると明らかに一枚スクリーンのようなものが載っている感じはします。
iPadで写真の色味や細部の確認をする場合には向かないと思います。Webブラウズ、YouTube動画視聴、電子書籍の閲覧などの用途では問題ないかと思います。指で触れた時の質感は個人的にはあまり好みではありません。肝心のApplePencilの書き心地はかなり向上しました。
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「ガラスフィルム vs ペーパーライクフィルム」で書き比べ
不満を感じながらも、私は若干ガラスフィルムでのApplePencilの使用に慣れてるところがあるかと思いますので、妻にも書き比べをしてもらいました。ApplePencilを使うの今回が初めてです。
上段がフィルムを貼り替える前にガラスフィルムで書いたもの、下段はペーパーライクフィルムに貼り替えてから書いたものです。書き比べに使用したiPadのアプリは「GoodNotes 4」です。
文字を拡大すると分かりますが、ガラスフィルムでは曲線部でのフラつきが見られますが、ペーパーライクフィルムでは迷い無く書くことができています(私の方はそもそも字が下手で分かりにくいので、妻の書いた文字の方でご確認ください・・・;)。
とめ、はね、はらいなどもペーパーライクフィルムの方がはっきりとしていますね(習字の先生みたい)。
ApplePencilの使用頻度が高い・これから高めていきたい方にはオススメ!
最近はセミナーや打ち合わせ、会議でメモを取るのにiPad Pro + ApplePencilを使っているのですが、メモを取る際はどうしても速記的な書き方になってしまいます。その際の書き心地に不満がありました。ペン先が滑ってフラついて思うように書けず、メモなのに何回も書き直したり・・・。
しかし、このペーパーライクフィルムの使用で劇的にメモ取りが向上しそうです。仕事や勉強などでiPad Pro + ApplePencilを「文具」としてバリバリ使いたいという方にはオススメです。
一方、デジカメで撮影した写真や動画をiPadで確認したり、RetinaDisplayの画質を活かした高画質で様々なコンテンツを消費するという方、その用途の方が重要だという方のにはあまりオススメできません。
私は今回10.5インチiPad proの方にペーパーライクフィルムを貼ったのですが、12.9インチiPad Proにも貼ろうかと思っています。 今年の春に発売されたApplePencil対応の9.7インチiPadを購入したけどApplePencilの書き心地に不満があるという方も、メルカリにApplePencilを売り飛ばす前に一度ペーパーライクフィルムを試してみてはいかがでしょうか?
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●エレコム iPad フィルム iPad Pro 10.5 2017年モデル
ペーパーライク 反射防止
TB-A17FLAPL
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●その他、ApplePencilおよび関連商品
関連記事
【後日談】
気泡入りまくりのフィルムでしたが、徐々に減っていき、翌々日にはきれいサッパリ無くなりました。フィルム貼りに自信がない方でも安心してよさそうです。
フィルム貼り換え直後。大失敗です・・・;
貼り換えから2日後、このとおり気泡ゼロです!
OSアップデートによる不具合から復活? 「Duet Display」でMacBook Air 11" にiPad Pro 12.9" を接続!
iPad Pro 12.9インチモデルを手に入れて、試してみたかったことの1つ。それは「Duet Display」を使用して、「12.9-inch iPad Pro」を「11-inch MacBook Air」のセカンドディスプレイにする、というもの。
[目 次]
「無いよりマシ」ではなく「有って嬉しい」大型画面
「Duet Display」自体は既に「7.9-inch iPad mni 4」、「9.7-inch iPad Air」や「10.5-inch iPad Pro」で使用していましたし、それなりに快適に使用していました。対してこれからは、主となるMacBook Airのディスプレイよりも大きい「12.9-inch iPad Pro」が外付けディスプレイとして使用できるのです。
私に限らず、デュアルモニターを使った人は口を揃えて「もっと早く導入すればよかった」と、その快適性について語ります。サブディスプレイだとしても、画面サイズがより大きくなるということは歓迎すべきことです。
「Duet Display」が繋がらない!
私が「12.9-inch iPad Pro」を入手したのはここ1ヶ月くらいのことです。冒頭で触れたとおり、当然さっそく試しました。正常動作を確認できました。
しかし、それからしばらくして、再び接続しようとすると「Duet Display」の動作が途中で停止してしまって正常に動作しませんでした。原因はどうやら macOS 10.13.3 から macOS 10.13.4 にアップデートしたことのようです。
「Duet Display」のサイトでも、サポート(よくある質問)のページで「macOS 10.13.3に滞在することをお勧めします」との声明を出しています。
Duet Display — macOS 10.13.4 Support
OSアップデートによる不具合のことを知らなかった私は、「Lightningケーブルが純正じゃないからかな?」とケーブルを疑いましたが、これは関係無かったみたいです。
再チャレンジ! 繋がった……一応
それからOS自体(iOS、macOS)、アプリ(iOS用、macOS)も細かくアップデートはかかっているとは思いますが、2018年5月13 日現在の私の環境は以下の通り。
MacBook Air (11-inch, Early 2015)
- macOS:10.13.4(17E202)
- Duet Display for macOS:1.7.1.4
iPad Pro (12.9-inch, 2015, 第一世代)
- iOS:11.3.1
- Duet Display for iOS:1.6.2
結果は……繋がりましたが、iPadの画面の1/3弱が表示領域として機能しません。これはMacBook Air 11"の画面サイズの比率(16:9)が、そのままiPad(4:3)の長辺に合わせて拡大されている感じ。MacBook Air 11"は画面の高さが短いですからね。13”(16:9)ならもうちょっとマシになるのかも知れません。
一応、設定を色々見てみましたがiPadにうまく最適化できません。いわゆるアンダースキャンの状態ということでしょうか。
これはマシンのスペックにも依存するのかもしれませんが、私の環境*1では「画面複製(ミラーリング)」はまともに動作しませんでした。
具体的にはカーソルなどを動かすと描画が追いつかず、ブロック状に表示の残像が発生します。メモリ不足の時に出る症状に似ています。ちなみにミラーリングの場合は画面の上下が黒くなって表示不可の領域になってしまいます。
私は画面複製はあまり使わないので困らないと思います。ひとまず現状のまま使っていこうと思います。設定としては以下のようにしています。
アプリのプルダウンメニューから [詳細な設定]
[画面を複製する] のチェックを外すと画面拡張したデュアルディスプレイの状態にできます。解像度は真ん中、フレームレートと品質は低い方で動作させています。
完全復旧とは言えませんが、全く動作しないのに比べればはるかにまし。ですが、引き続きAppleとアプリのデベロッパーの対応に期待したいと思います。
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*1:MacBook Air (11-inch, Early 2015)/2.2 GHz Intel Core i7/8 GB 1600 MHz DDR3/Intel HD Graphics 6000 1536 MB
iPhone 6s以前のユーザーは知る由もない拡張子「.heic」
GW中に不用品をヤフオクで処分しようと品物を撮影して、Googleフォト経由の画像をヤフオクの出品フォームにアップしようとしたら、ファイル名がグレーアウト。しかも見慣れない「.heic」という拡張子がついている。
[目次]
見慣れない拡張子
誤操作なのか、Googleフォトの不具合なのかは分からないが「何らかの拍子にファイル名が変わってしまったのか?」と、とりあえずMac標準の画像ビューワー「プレビュー」で開くことができたので、Jpegに書き出して対応しました。
改めて調べると「.heic」はiOS 11のタイミング(2017年9月)で登場した画像フォーマットのようです(動画の拡張子は「.mov」のままですが保存形式は変更されています)。対応機器はiOS 11にアップデートすると画像の保存形式が従来の「.jpeg」から「.heic」に変更されています(従来通りの「.jpeg」に設定することもできます)。
具体的には以下の設定メニューで「カメラ撮影」の設定が「高効率」になっていると「.heic」、「互換性優先」になっていると「.jpeg」形式で保存されるようです。
- [ 設定 ] → [ カメラ ]
- [ 設定 ] → [ カメラ ] → [ フォーマット ] → [ カメラ撮影 ]
「.heic」になることのメリット
画質は維持したままデータの容量を約半分にできるそうで、「(写真はよく撮るけど)ストレージ容量が小さいiPhoneユーザー」にはありがたい機能です。
「.heic」保存の対応機器はiPhone 7以降だそうで、iPhone 6sユーザーの私は「関係無いはずなのに何故?」と思ったのですが、どうやらたまたまiPad Pro 10.5インチモデルで撮影したものが「.heic」になっていたようです。
大抵の方はiPadで写真を撮ることは無いと思いますので、私のようにiPhone 6s以前のiPhoneユーザーは「.heic」という拡張子を意識することは殆どないでしょう。iPhone 7以降のユーザーでも撮った写真をパソコンで加工したりしない人にとっては「.heic」の存在を意識することもないでしょう。
「.heic」になることのデメリット
「.heic」というファイルをそのまま扱えるアプリがどの程度あるのか、私の環境で出来る範囲で検証してみましたが、現状(2018年5月現在)はMacでないと非常に扱いづらいと思われます。
Windowsの方ではファイルコンバーターのソフトが必要になると思います(2018年3月17日、マイクロソフトがWindows 10の最新版について、HEIFの対応を発表し、Insider Previewにて公開、とのこと)。
尚、Apple純正のiWorkアプリ(Pages、Number、Keynote)では「.heic」画像をインポートする際に以下の警告が表示されます。
基本的に自動的に最適化されるはずなのだが…
Appleとしても、既存のソフトウェアやWebサービスなどが「.heic」に対応するのにはしばらく時間がかかると考えたのでしょう。iPhoneの設定で「MACまたはPCに転送」という項目があり、「自動」か「元のフォーマットのまま」かを選択することができます。
- [ 設定 ] → [ 写真 ] → [ MACまたはPCに転送 ]
AirDropで写真をMacに送信してみると「.jpeg」になって送信されました。Windows PCにiPhoneをLightningケーブルで直接繋いで画像をインポートする場合でも、前述の設定が「自動」になっていれば自動的に「.jpeg」でインポートされるようです。
さて、私は冒頭に「Googleフォト経由…」と書いています。全てを検証したわけではありませんが、クラウドストレージによっては設定に関係なく元の「.heic」フォーマットのままアップロードしてしまう可能性があるようです。
殆どの場合は問題なさそうですが、Googleフォト経由して「.jpeg」に変換されることなく「.heic」ファイルが保存されてしまう可能性は残っています。現時点で一番困るのはその「.heic」画像を受け取って加工しなければならないWindows PCユーザーではないでしょうか?
変換ソフトで対策
Windows編
というわけで、Windows 10で正式に機能が実装されるまでの間は変換ソフトを使うことになるでしょう。私も仮想環境ではありますが「iMazing HEIC Converter」というフリーソフトをインストールして使ってみました。
「iMazing HEIC Converter」の使い方
1,「iMazing HEIC Converter」を起動
2,ウインドウに「.heic」形式の画像ファイルをドラッグアンドドロップ
3,変換設定を行う
- Format: 変換形式を指定(JPEG/PNG)
- Quality: 画像の圧縮率を指定(デフォルトは95)
- Keep EXIF data: 画像のメタデータを維持するかを指定(メタデータには使用機材や設定情報の他にGPS情報も含まれるので、SNSなどへのアップする場合はチェックを外しておきましょう)
4,[ Convert ] をクリックして変換を実行
Mac編
「iMazing HEIC Converter」はMac版もありますが、Mac標準のビューワーソフト「プレビュー」でも「.heic」ファイルの複数ファイル一括変換は可能です。
「プレビュー」での画像一括変換
1,対象となる画像を全て選択して「プレビュー」で開く
2,「プレビュー」上で対象ファイルを全て選択
3,[ ファイル ] → [ 選択中のイメージを書き出す... ]
4,[ オプション ] → [ フォーマット ] で変換形式を選択
(HEIF・JPEG・JPEG-2000・OpenEXR・PDF・PNG・TIFF)
5,[ 選択 ] をクリックして変換を実行
というわけで、おそらく殆どの場合は支障はないはずですが、「.heic」形式のファイルをパソコンで扱わなければならない時にはどうしたらいいのか? その対処をまとめてみました。ご参考になれば幸いです。
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「新しいiPad」じゃなくて、あえて第1世代の「12.9インチiPad Pro」を購入!
去る3月27日、新しいiPadが発表されました。事前にの予測情報通り「低価格」で「Apple Pencilに対応」したモデルでした。「iPad Proは高過ぎるけど、Apple Pencilは使ってみたい」「手持ちのiPadが古くなったので、そろそろ買い換えたい」「初めてiPadを買おうと思ってる」という方には打ってつけの製品でしたね。
ところで、今回の発表は私にとっては事前情報の「答え合わせ」をする感じ。いや「念の為の見極め」でした。
[ 目次 ]
- 何を見極めるのか?
- なぜ12.9インチモデル?
- 12.9インチはデカ過ぎ&重過ぎ?
- Apple Pencilの使い道に出会えるか
- 「iPadはPCの代替にはならない」理由が分かった気がする
- Apple Pencil 関連記事
何を見極めるのか?
ただただ低価格なiPadが発表されるわけではありません。スペックは従来の無印iPadよりもパワーアップするわけです。そして「無印iPadでApple Pencilが使えるようになる」ということは、少なからず従来のiPad Proの位置付けに影響を与えると思います。
つまり、型落ちモデルのセールや中古市場に動きがあるはずだ、と思ったのです。というのも、ここ最近私はiPad Pro 12.9インチモデルの中古を狙っていたからです。で、結果ですが、そんなに大きく目立った動きは確認できませんでした。それはそれで、購入の背中を押してくれました。
なぜ12.9インチモデル?
私は昨年、iPad Pro 10.5インチモデルを買っています。Apple Pencilを筆記用具として仕事に使う場合、10.5インチのサイズは私にとってはやや中途半端に感じたのです。プリンターの用紙サイズはA4がデフォルトですので、全体表示の時にできるだけ原寸で表示させたいのです。実は12.9インチでも未だ小さい。
アプリのメニューバーなどを含めると、さらに小さく表示されることになります。欲を言えば、15インチくらいあっても良いのかも知れません。12.9インチあれば横位置のスプリットビューで2画面を表示したとしても、iPad miniを2台並べた状態に相当するぐらいの感じで表示させることができます。Acrobatで資料を閲覧しながらメモアプリにノートをとることができます。
最近、Kindleアプリがスプリットビューに対応しました。読書ノートを書いている人には嬉しい機能ですが、12.9インチモデルでの作業は快適そうですね。「何かを閲覧しながら文字を書く」という作業で言えば、受験勉強や資格取得の為に勉強している方にとっても強力なツールになるでしょう。PDF化した問題集を、いつでもどこでも何度でも反復してできるのですから。
12.9インチはデカ過ぎ&重過ぎ?
うん、知ってるw(参考重量:第一世代 iPad Pro 12.9インチ本体+純正Smart Cover+非純正背面カバーで、なんと1,023g!) これは、本当にその人がどんなシーンで使うのか?によって評価は全く変わってきます。そして結局実際に使ってみないと「自分にとっての正しい評価」は下せません。
私が愛したiPadたち(発売順・進行形含む)
- 第4世代 iPad(9.7インチ/Wi-fi/64GB/2012年発売)
- 初代 iPad Air(9.7インチ/Wi-fi/128GB/2013年発売)
- iPad mini4(7.9インチ/Wi-fi/128GB/2015年発売)
- 初代 iPad Pro(12.9インチ/Wi-fi+Cellular/128GB/2015年発売)
- 第2世代 iPad Pro(10.5インチ/Wi-fi/256GB/2017年発売)
9.7インチと10.5インチではサイズ感も重量もそんなに差は感じません。これらを基準に小さい方に行くか大きい方にいくか、という感じではないでしょうか?(参考重量:iPad Pro 10.5インチ本体+純正Smart Cover+非純正背面カバーで712g)
iPad miniは片手で持つことができます(参考重量:iPad mini4本体+純正Smart Cover+純正背面カバーで434g)。通勤電車で吊り革を持った状態でギリギリ使えるサイズではないでしょうか? これ以上になると、椅子に座っていない限り、ちょっと取り回しがキツイと思います。メチャメチャ電車が空いていれば別ですが。
椅子に座ってテーブルの上で使用するのであれば大きい方が圧倒的に良いと思います。持ち運びにバックパックを使用しているのなら9.7インチ以上でもそんなに気にならないでしょう。
Apple Pencilの使い道に出会えるか
私は昨年10.5インチのiPad Proと同時にApple Pencilを購入しています。購入前には店頭でも書き心地を確かめましたし、色んな紹介記事やレビュー動画も見てました。素晴らしい書き味は分かってましたし、便利な使い方も想像できていた。にもかかわらず、実は私は半年以上もApple Pencilを積極的に使っていませんでした。「自分にとっての使い道」が分かりませんでした。
偶然見つけるか、試行錯誤の末に見つかるのか。これは本当に人それぞれだと思うのですが、Apple PencilだけでなくiPadも同様に、使い道が見つかる、見つからないで評価は天と地ほど変わると思います。私の場合、意識的に見つけるために仕事で使ってみました。紙に手書きで行なっていた作業をiPadとApple Pencilに置き換えるだけなのですが。具体的にはPDFの書類にApple Pencilで朱書きをする、というものです。
デジタルならではの恩恵を享受できる
アナログ手書き場合
- プリンタ出力のランニングコスト(紙、トナー)
- 筆記用具のランニングコスト(インク)
- 書き直し(修正液、修正テープ、再出力)のコスト
デジタル手書きの場合
- イニシャルコストは高いが、ランニングコストを抑えることができる
- 手書きと同じ事は勿論、それ以上のことができる(編集機能)
「iPadはPCの代替にはならない」理由が分かった気がする
かつてのパソコン導入前のオフィスでは「キーボード&マウス」で行うワークフローに結構戸惑ったはずです。しかし「タッチパネル&スタイラスペン」はむしろそれ以前のワークフローに近く、その作業が洗練・拡張する感覚に近いと思います。
- キーボード=タイピング(文字情報入力の効率化)
- Apple Pencil=手書き作業のデジタル化+α
長文をガシガシとタイピングする場合は「キーボード」を使って作業すると思います。「キーボード&マウス」と「タッチパネル&スタイラスペン」というインターフェースの違いは、そもそも前提としている作業というか「何を効率化するのか?」が違います。
ですので、これがMicrosoftのSurfaceであったとしても「キーボード&マウス」と「タッチパネル&スタイラスペン」で行う作業は違うはずです。何故Appleは「iPadにMac OSを載せないのか?」というのはAppleとMicrosoftの設計思想の違いかも知れません。
いずれにしても「インターフェースによって向いてる作業は異なる」ので、iPadをPCの代替として考えるのがそもそも間違っているのでしょう。つまり、大工さんと同じように「作業によって道具は持ち変える」のです。
私は「GoodNotes」という有料アプリを使ってますが、このアプリではPDF上のテキスト情報をコピペしたり、手書き文字をテキストデータに変換することもできます。アナログな動作の「手書き」を拡張する機能です。今後使い込んでいくともっと上手に使うことができると思います。
iOS版のOfficeやiWorkアプリもApple Pencilに対応してきていますので、デスクトップアプリとの連携でまさにワークフローが洗練・拡張していくのではないでしょうか。「キーボード&マウス」のワークフローがようやく定着し、成熟してきた感がありましたが、「タッチ&スタイラスペン」操作デバイスの登場でまた「過渡期」感が出てきました。時にもどかしく、時にワクワクする発見があるのも過渡期ならではないでしょうか。
ちょっと試すにはApplePencilはお値段が張りますが、仕事で勉強でガンガン使いたいという方には有効な投資だと思います。未だ触ったことがないという方は、店頭で是非試してみてください。
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